ルーティングプロトコル
RIP (Routing Information Protocol)
- ルータの経由数(ホップ数)を使用して,最短経路を決める
- RIPはver1とver2がある. (RIPv1, RIPv2)
- RIPv1は,サブネットマスクを通知する機能がなく,クラスレスネットワークに対応できない
クラスフルネットワーク
- 8bitずつ区切る
- クラス毎に利用できるアドレスが限られている(クラスA,B,C)
- 利用できないIPアドレスが無駄になってしまうという欠点がある。
クラスレスネットワーク
- 柔軟にネットワークアドレスとホストアドレスの区切りを考えるようにして、アドレスの無駄を少なくする.
OSPF (open shortest path first)
- OSPFは収束時間が短い.
- RIPの問題点を解決している.(ホップ数ではなくリンクスピードを考慮する) 実際の経路計算の手順
- LSA (Link State Advertisement)を隣接するOSPFルータにマルチキャストする.
- OSPFルータはLSAを集約し,データベース化するLSDB.
- LSDBにより,最短経路を計算
LSA
- ネットワーク情報やインターフェースのパスコストなどの情報を格納
ARP (Address Resolution Protocol)
- IPアドレスからEthernetのMACアドレスの情報を得るプロトコル
- LANに接続されたコンピュータ間で通信するためには、MACアドレスの情報が必要となる (IPパケットは下位のレイヤでL2ヘッダが付加された上で伝送される→MACアドレスの情報が必要) *IPアドレスとMACアドレスは関連づけがない→ARPを使用してMACアドレスを得る必要がある
L2(データリンク層)のMACアドレスは目的地に到着するまで何度も書き換わるが, L3(ネットワーク層)で付与するIPヘッダーのアドレスは目的地に到着するまで変わらない.
STP (spanning tree protocol)
- スパニングツリープロトコル.
- L2の経路の障害対策に使用される.
- L2の経路に障害が発生した際に冗長経路を使って自動で経路を作る
- 機器内で理論的に通信をしないブロックポートを作り*ブロードキャストストームを防ぐ
*:L2の通信経路を冗長化し,ループ構造にした時の話. →ブロードキャストフレームが無限ループ(ブロードキャストストーム)するのを防ぐ.
- ストームコントロール機能(他のSTP非対応の機器で発生したブロードキャストフレームを遮断すること)は使用できない →その機能が内蔵された機器を使えば回避可能
VRRP (virtual router redundancy protocol)
- ゲートウェイとしてのL3機器の冗長化をした場合の話
- ゲートウェイ機器の障害対策技術
- マスタルータとバックアップルータ(障害時に使われる待機用のルータ)を準備し,VRRPグループを作成.
- 同一のVRID(virtual router identifier)を割り当てる
リンクアグリゲーション
- 障害対策と帯域増強
- 複数の物理ケーブルを論理的に1つとして考える.(転送量が増える)
- 一つケーブルが壊れても,通信継続可能.
- ケーブルを足し合わせた分の転送速度が可能
ルータ
スイッチ
- OSI参照モデルのL2データリンク層で動作したり
- 時にOSI(オーブンシステム相互接続)リファレンスモデルのL3ネットワーク層で動作したりする
- スイッチはLAN内のパケット通信におけるフィルタリング機能・伝送機能ができる
ハブ
L2インテリジェントスイッチ
- SNMP(Simple Network Management Protocol)によるリモートでのネットワーク管理機能を持つLANスイッチ製品を指す
SNMP (Simple Network Management Protocol)
- ネットワークにつながれている機器をネットワーク経由で管理するときに使う、通信プロトコル