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なんくるないさ

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純日本人が「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」を読んだので感想書く

ネタバレ含みます

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はじめに

純日本人で田舎育ちの社会人2年目の僕が、「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」を読んだので感想書きました。

物語のストーリー

市の小学校ランキング1位の公立カトリック校を通っていた僕の話。

この小学校を卒業した人は、ほぼ100%カトリック中学校 (これも市で1位)に進学する。

しかしこの主人公の僕は、そこには進学せずに元底辺中学校に進むことを考える。

この元底辺中学校は、白人労働者階級の子供が通う中学として知られていた。

生徒はタバコを吸ったり、中華料理屋にレンガを投げ込んだりする問題も学校であった。

進学理由は、仲の良いクラスメイトが元底辺中学校に進学するから。

これに父親は反対。

父親「白人だらけだから、ハブられる。カトリックでラッキーで入学できたトップ小学校を辞めるのはもったいない」

子供「決意は変わらない」

こうして、元底辺中学校に進学するところから物語は始まる。

僕 のスペック

  • トップ小学校で生徒会長する。真面目くん
  • ギターはそこそこ
  • 東洋人顔
  • 母親はボロい借家に住んでいた (p88)

物語で記憶に残ったところ

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

この本のタイトルにもなっている。母親が、息子の僕のノートで見つけた落書きである。

これを見つけた母親は、「胸の奥で何かがことりと音を立てて倒れたような気がした」と語っている。

イエローは、黄色人種。この主人公の外見である。

ホワイトは、主人公の中身を表す。

ブルーは、感情を表す。主人公は、ブルーの意味を「怒り」と思っていたが、授業で間違えて本当の意味を知った。

私は、本当の意味で書いた落書きなんだろうなと思っている。

多様性の良さ

多様性があるとややこしくなる(喧嘩や衝突が発生する)。けどそれが良い。多様性がないと無知になるから。

母親「多様性はうんざりするほど大変だけど、無知を減らすからいいことなんだと思う」と言っている

他人の靴を履いてみること

EU離脱テロリズム問題、世界中で起きている色々な混乱を乗り越えるためには、自分とは違う立場の人々や、自分と違う意見を持つ人々の気持ちを想像してみることが大事。

これが他人の靴を履くこと=emapthyである。

sympathyは、感情や行為や理解。自分と似たような意見を持っている人々に対して抱く感情

emapathyは、共感できる能力。自分と違う意見を持つ人を想像する力

地雷だらけの多様性ワールド

黒人の転校生が僕のクラスに転校してきた話。その母親が、主人公の母親と会話するシーンがある。

僕の母親「あなた、何年生の子供を持っているの?、担任の先生は誰?」

これを先に言わないと、黒人で判断していることがバレてしまう。ポリティカルコレクトネス的に配慮に欠ける。

あけすけ: あけっぴろげで、露骨なこと。包み隠しのないこと

デモの話

ランキング上位校の学校の先生は、学生をデモに行かせる割合が高い。なぜなら、先生も党支持者で理念に染めたい理由があル。

しかし、元底辺中学校は違った。デモには行かせない。学校の授業をやらずにデモに行かせたら、勝手に街で遊んでしまい、学校の評判を下げかねない。(元底辺中学校の校長は、今後の学校の評判を大切にしている。)

また、認められない学校の欠席は、罰せられる。そのため子供はデモには行かなかった。

cynical, sarcastic, and ironicの違い

本書では、シニカルって表現がある。

カトリック中学には、格差が拡大して放置されている。なんというか勢いがない。硬直している。 11歳の子供があんなシニカルなところに通う必要はない気がした。

このシニカルを調べると、「皮肉っぽい態度をとるさま。冷笑的」と出てくる。

皮肉と聞くと、sarcasticやironicが思い浮かぶのでちゃんと調べた。参照

  • Cynicalは、自分の利益を優先したために信用を失うこと。または自分のことしか考えないこと

例文: 政治家として何年も働いた後、彼は慈悲団体に募金できなくなるぐらいに超Cynicalになった。

状況: ジルの部下(Jill’s subordinate)は、仮病を使いまくったので、病気と言っても彼女は彼を信じなかった。

  • Sarcasticは、本当のことと逆のことを意味する。本人は冗談で言ってるけど、聞いた人が理解するかは相手の頭の良さによる。

例文:汚くて荒れたホテルに着いた(at the dirty, run down hotel)時に、友達「Wow!めっちゃ良いホテル選んだね」と言った

状況:この数年で超太ったRamonaは、同窓会(school reunion)に参加した。クラスメイト「お前全然変わってないね!」

reunion: re(再び)+union(統合)する=同窓会

  • Ironyは、期待してたこととは全く別(逆ではない)のこと。sarcasticと似ているけど違う。

例文: 悪天候を避けるために、結婚式を延期した。皮肉なことに、延期した日は台風が来た。 状況: 彼は8時間もかけてこの駅に来た。玉ちゃんを見るために。だけどね、たまちゃんは2015年には死んでいた。

終わりに

本を読んで思うことは、人それぞれ。

私の記憶に残った部分とはまた違うことが記憶に残ると思います。

ベストセラーの本なので、読んでみると新たな発見があるかもしれません。