大きな学び
- 相手や自分の主張と根拠(なぜ?)はセットで確認する
- 文章の苦手をチェックリストに落として毎回確認
- 議論が目的の目的になってないか
本題
突然ですけど外資系コンサルの給料って高いじゃないですか?
私は「大金をもらえる人たちが、どんなスキルを身につけているか」を知ることで、 日々の業務をより効率的に終わらせることができると考えました。
そんなスキルを知るためにこの本を手に取りました。
自分が「これは使えるな、大切だな、できてないな」って仕事術をまとめました。
仕事が終わらない。上手くいかない人は、手に取ってみるのをお勧めします。
1章: 品質とスピードを両立するコンサルタントの思考力
- 論理的に話す=根拠があるです。"なぜなら"で相手が理解 or 納得できればOK。
例えば、「私はベローチェが好きです、なぜなら朝モーニングが安くて美味しく、そして店員の接客も心地よく、朝から気分が高まるから」 のような感じです。
- 本当の目的を考える。目的の目的なのかもしれないと意識する
「宇宙でボールペンが使えない。研究グループは、宇宙でも使えるボールペンを開発した。一方、ロシアは鉛筆を使った」 のような感じですね。
本当の目的: 宇宙で文字を書くこと
目的の目的: ボールペンを宇宙で使うこと
今している仕事の本当の目的は何ですか?他に新しい方法はありませんか?
- 難しく長期化しそうなタスクほど、最適な手順を考える. 任せる方もどう進めれば良いか納得したい。相手を納得させられる論理展開(なぜなら)を
現状理解→問題発見→問題解決→どう支援するか
2章: 読み手の心を動かす、コンサルタントの文章作成
資料作成前に、何のデータが必要か考える。先に必要なデータを把握しておけば、軌道修正がしやすい。
文章を書く時に、文章チェックリストを準備して確かめる
これは、「1分で話せ」と重複しているものが多いと感じました。 jump1268.hatenablog.com
- 内容
- 文章で伝えたいことを明確に
- [重複]主張に対しては、必ず根拠と具体例
- [重複]読み手がどのような人で、何を求めているのか
- 新鮮な視点や意見を盛り込んで、独自性を持たせる
- 思い込みや決めつけのない意見
- 読みやすさ
- [重複] 読み手がわからない言葉を使わない
- 文章の流れに適した接続詞を用いる
自分なりのチェックリストを作る。常机に貼って常にチェックするような姿勢が大事。リストは時には更新する
3章: 聞き手の心を動かす、コンサルタンのプレゼン力
調べたことを詰め込みすぎない。聞き手も残るのは2,3個。何を相手に残すかを考えて、何を削ぐかを考える
相手が知りたい内容と順番で話す。主張→理由→具体例の順番が頭に入る。
以下はプレゼンで絶対言うな
- 「下手なプレゼンで恐縮ですが」→プレゼンは相手の時間をいただく行動。相手の人数/時給を考えて自分のプレゼンの価値を考える
- 「要は何が言いたいかというと」→プレゼン作りの構成がクソだからこうなる。根拠と具体例のストーリを考えろ
- 「駆け足になりましたが」→準備ができてないことの証明になる
4章: ビジネスを加速させる、コンサルタントの会議力
会議はコストがかかっていることを理解する→30人が1時間参加したら、十数万円のコストがかかる。
会議では常に、以下の項目が目に入る状態にする→脱線を予防できる。
これらは、議事録にも書くべきです。
- 目の前の問題は「決めの問題(ただ決断すれば良いだけの問題)」ではないかと考える→重要じゃない問題に時間を割いても仕方ない。重要な問題に時間を使おう
5章: 顧客や上司との信頼関係を高める、コンサルタントのコミュニケーション力
頼む/頼まれた仕事は、5W1Hを確認する。相互に理解を共有できていないと常に疑え。
報告には、最後に相手にどうしてもらいたいかを伝える→聞いた方は「で?」ってなりがち。
6章: 成果をあげるチームを作るコンサルタントのマネジメント力
守るべきルールは伝えておく→あとで「言った言ってない」の喧嘩にならなくて済み、納得できる。
部下がなぜそう思ったかを共有してもらう→部下が考えている場合は素晴らしいアイデアをもらえるし、そうじゃない場合は部下の育成につながる。